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(中古/USED CD)：02年の日本ユニバーサル/ビクター盤／国内盤・廃盤
(状態/CONDITION)：SLEEVE=B+ (オビに痛み有) / DISC=A- (スリ傷少、再生に影響なし)
フリーは、デビュー以前のブラック・キャット・ボーンズで知り合ったポール・コゾフとサイモン・カークが中心となって、68年にロンドンで結成されたグループで、フィンズベリー・パークのR&Bクラブで歌っていたポール・ロジャースにコゾフが声をかけ、ベーシストを探していたカークがアレクシス・コナーからブルースブレイカーズにいたアンディ・フレーザーを紹介されて4人が集まっている。結成当時、ロジャースとカークは19歳、コゾフは17歳、フレーザーは15歳という若さながら、人生の機微を知り尽くしたかのような枯れた哀愁を放った、ブリティッシュ・ブルース・ロックの押しも押されぬビッグ・ネーム。本作は、70年にUKアイランドからリリースされたフォース・アルバムで、『ROCK定番』シリーズ、02年新規リマスター盤、ライナーはフィル・サトクリフ、歌詞・対訳付、71年のアルバム未収シングル両面2曲やBBCセッション2曲等計6曲をボーナス収録。メンバーは、ロジャース、コゾフ、フレーザー、カークの4人編成。「オール・ライト・ナウ」の大ヒットを受けた次のアルバムにもかかわらず、最も売れなかった作品の1つになってしまったが、少しザ・バンドっぽい1,6曲目、素直にカッコいい2曲目、渾身の泣きの4,9曲目など、実はけっこう佳曲が多い。レイドバック感の強い他の曲群も、木漏れ日系のスワンプ色と日本のフォーク的な湿った情感が交叉していて、妙なマッチングだが心地好くて悪くない。全体のバランスは今一つなのかも知れないが、少なくとも4,9曲目の哀愁はちょっと圧巻で、ともかくも酒が進むという印象。
国内盤
(Blues&Swamp/Blues,Psyche,Swamp / Jewel-case CD(2002 Re-master) / Universal/Victor/Japan)
Paul Rodgers(vo)
Paul Kossoff(g)
Andy Fraser(b,p,mltrn,kbd)
Simon Kirke(ds)
Producerd by Free
収録曲目
01.The Highway Song/ザ・ハイウェイ・ソング
02.The Stealer/ザ・スティーラー
03.On My Way/オン・マイ・ウェイ
04.Be My Friend/ビー・マイ・フレンド
05.Sunny Day/サニー・デイ
06.Ride On A Pony/ライド・オン・ポニー
07.Love You So/ラヴ・ユー・ソー
08.Bodie/ボディ
09.Soon I Will Be Gone/スーン・アイ・ウィル・ビー・ゴーン
bonus track:
10.My Brother Jake/マイ・ブラザー・ジェイク (Single)
11.Only My Soul/オンリー・マイ・ソウル (Single B Side)
12.Ride On A Pony/ライド・オン・ポニー (BBC Session)
13.Be My Friend/ビー・マイ・フレンド (BBC Session)
14.Rain/レイン (Alternative Version)
15.The Stealer/ザ・スティーラー (Single Version)
