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フランスのアコール・クロワゼから、見開きデジブックでのリシュー。3面開き紙ジャケ仕様。ルスミラ・カルピオはボリビアのポトシ出身のフォルクローレ・シンガー兼シンガー・ソング・ライター(SSW)で、ケチュア族の村で生まれ育ちインディヘナ女性の伝統的な発声法を学んだ。その後オルーロに移住してスペイン語も習得、69年にシンガーとしてデビュー、80年頃からヨーロッパに渡って、スペインやフランスを拠点にケチュア語のオリジナル・チューンも交えた活動を行なうボリビアン・フォルクローレのビッグ・ネーム。本作は、03年にリリースされたアルバムで、メンバーは、ルスミラ、ピエーリック・アルディ、アンリ・トゥルニエ、イヴ・トルシャンスキー、ピエール・リゴポウロス、ミシェル・ドヌーヴの6人、コンセプト＆リアライゼーションはマルティナ・A・カテヤ。少し高音域の発声に特徴のあるルスミラのケチュア・スタイルのボーカルを、アルディがアレンジしたシンプルで的を射たアンサンブルがフォローしていて、ちょっとただならぬ気配のスピリチュアルさを放つサウンドを堪能出来る。ガット・ギター、フルート、コントラバス、8弦ダブル・ベース、パーカス、クリスタル・バシェ(水でぬれた手でガラス棒をこすって音を出す楽器)等を適時配置したアンサンブルは、それ程強い民族音楽感はないのだが、音響系の要素も内包するクリスタル・バシェとケチュア・スタイルのボーカルも相俟って、耳馴染みのあるフォルクローレ方面とはかなり趣を異にするサウンドスケープ。とはいえ、楽曲やメロディは十分にフォルクローレ調で、中国、台湾、インドネシア等の少数民族や、アイヌ民族の音楽に通底するケチュアの発声法を軸に、全体がアンビエント調の情感に収束する静謐で幽玄な好盤と思う。素晴らしい！。イタリア・プレス盤
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輸入盤／デッドストック入荷
(Trad&Folk/Folclore,SSW,Ambient / Digi-Book CD(2003) / Accords Croises/France,Italy)
Luzmila Carpio(vo)
Pierrick Hardy(g)
Henri Tournier(fl,octobass)
Yves Torchinsky(contrabass)
Pierre Rigopoulos(per)
Michel Deneuve(cristal-baschet)
Concept & Realization by Martina A. Catella
Arranged by Pierrick Hardy
Produced by Accords Croises
収録曲目
1.Pachapaqariy/L'aube(The Dawn)
2.Wawakunaq Kusiynin/Les Enfants(The Children)
3.Wiphay Pachamama/La Creation(The Creation)
4.Pachamamata Jampiykusun/Berceuse a la Mere Terre(Lullaby To The Mother Earth)
5.Uywakunaq Kawsaynin/Les Animaux(The Animals)
6.Yakup Sunqun/L'esprit de L'eau(The Spirit Of Water)
7.Kusiy/La Joie(Joy)
8.Irpa Achachilanaka/Les Montagnes(The Mountains)
9.Quyllur Il/La Lune Et Les Etoiles(The Moon And The Stars)
