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UK/EUのエソテリック・レコーディングスから、本作レコーディング時の未発表音源11曲を収録したボーナス・ディクスを加えての、22年新規リマスター＆3面開きデジパック＆2枚組でのリシュー。B.B.ブランダーはブロッサム・トゥズの後進バンドともいえるグループで、トゥズ解散後の70年に、ブライアン・ゴディングとブライアン・ベルショウがトゥズのファースト時のドラマーだったケヴィン・ウエストレイクと共に新たにロンドンで結成した。本作は、71年にUKユナイテッド・アーティスツからリリースされた唯一のアルバムで、メンバーは、前述のゴディング、ベルショウ、ウエストレイクのトリオ編成を基本に、曲によってジュリー・ドリスコール、マーク・チャリグ、ニック・エヴァンス、ブライアン・オーガー等々が適時ゲスト参加。概ね、トゥズのセカンドのハードネスを継承しつつ、いい塩梅にスワンピーなレイドバック感が加味されたパブ・ロック調サウンドを展開していて、ブルース色とパブ・ロック色がスモーキーなサイケ感に収束。ディングのある意味キレた感じのサイケなギターと、ベルショウのヘヴィでグルーヴィなベース、ウエストレイクのドカスカなドラムのマッチングは素直のカッコよく、ブラス等のゲスト陣のハマりのよさも含め、演奏のバンド感も濃密さも申し分ない。楽曲やアレンジの一捻り感は、例えばファミリー辺りにも近似する印象で、パブ・ロック感内包のサイケ系としてその線の愛好家ならまずもって楽しめるだろう、ともかくもセンスのよい好盤と思う。また、キース・ティペットが参加した音源がボーナス収録されていて、少し奇妙だが面白いハマりかたの演奏で、そちらも興味深く楽しめる。
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輸入盤
(Psyche/Blues,Pub Rock,Swamp,Progressive / Digi-Pack 2CD(2022 Re-master) / Esoteric Recordings/UK,EU)
Brian Godding(g,vo,kbd,oscillator)
Brian Belshaw(b,vo)
Kevin Westlake(ds,ac-g,vo)
Julie Driscoll(vo)
Keith Tippett(p)
Marc Charig(tp)
Nick Evans(tb)
Graham Smith(per)
Brian Auger(p)
Mick Taylor(b)
Chris Kimsey(p)
Barry Jenkins(p)
Produced by B.B. Blunder
収録曲目
(CD1):
01.Sticky Living
02.You're So Young
03.Lost Horizons
04.Research
05.Rocky Yagbag
06.Seed
07.Put Your Money Where Your Mouth Is
08.Rise
09.Moondance
10.New Day
bonus track(BBC Session 1971):
11.Go Have Yourself A Good Time
12.Sticky Living
(CD2/Workers' Playtime Session Out-takes And Demos):
01.Backstreet
02.Freedom
03.Black Crow's Nest
04.When I Was In The Country
05.A Hard Day's Night
06.Come On Eyes
07.Snippet With Tippett
08.Square Dance
09.Earache
10.Robots
11.Waltz
