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イタリアのヴィニール・マジックからのリシュー。06年リマスター盤のレストア音源。アルーザ・ファラックスは、ノバーラ出身のマリオ、グイド、ドゥティのシルラ３兄弟が中心となって、67年にミラノで結成されたグループ。67年にシングル・デビュー(イタリアのウエスト・サイド・レーベル盤が確認されているが、プロモ盤のみで市場リリースされなかった説もあり)、69年にセカンド・シングルを同ウエスト・サイドからリリース後暫し沈黙していたが、74年に唯一のアルバムとなった本作をフォニット・チェトラからリリース、その後77年にブリザードとバンド名を変えて(サード・)シングルをリリースして79年頃に解散したようだ。メンバーは、前述のシルラ３兄弟、グイド・ガベト、バッシモ・パレッティの5人編成で、プロデュースはG.フォニオ。ブリザード名義も含め、3枚のシングルはどれもポップなものだったようだが、「私の奇妙な教育法について」と題された本作は、わりとど真ん中のイタリアン・シンフォニック・プログレ方面というか、クラシック、地中海フォーク、ジャズ・ロック、実験音楽等々の各要素をプログレ調の畳み掛けるアレンジで括ったようなサウンドを展開。泣きのギター、洪水キーボード、抒情的なフルートと太いサックス、歌い上げる感じのボーカルを軸としたアンサンブルは、リリカルさとハードネスが一体となってドラマティックに盛り上がる日本人好みのサウンドという印象。これで楽曲がもう少しカッコよければもっとよかったのかも知れないが、まずまずメロディアスでアイデアも豊富、十分に濃密かつイタリア臭も満点で、イタリアン・シンフォニック・プログレ愛好家は問題なく楽しめだるろうと思う。
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輸入盤
(Progressive/Symphonic / Jewel-case CD(2023 '06Re-master) / Vinyl Magic/Italy)
Guido Gabet(el-g,ac-g,vo)
Massimo Parretti(p, org,hpcd,syn)
Mario Cirla(sax,fl,horn,vo)
Guido Cirla(b,vo)
Duty Cirla(vo,ds,per,rcdr)
Produced by G. Fonio
収録曲目
01.Soliloquio
02.Non Fatemi Caso
03.Intorno Alla Mia Cattiva Educazione
04.Fuori Di Me, Dentro Di Me
05.Riflessioni Al Tramonto
06.Il Peso Delle Tradizioni
07.Carta Carbone
08.Perche' Ho Venduto Il Mio Sangue
09.Per Iniziare Una Vita
10.E' Oggi
11.E' Cosi' Poco Quel Che Conosco
12.Cio' Che Nasce Con Me
13.Splendida Sensazione
