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USA/EUのユニバーサルから、限定アナログLPでのリシュー。見開きスリーヴ仕様、18年新規リマスター盤。フランク・ザッパはボルチモア出身のギタリスト兼コンポーザーで、10歳の時にカリフォルニアに転居して高校時代からバンドを始め、マザーズ・オブ・インヴェンションやソロで多彩な活動を展開した解説不要のビッグ・ネーム。本作は、70年にUSAビザーレ／リプリーズ・レコードからリリースされたテンス・アルバムで、クレジット・メンバーは、ザッパ、イアン・アンダーウッド、ジェフ・シモンズ、ジョージ・デューク、エインズレー・ダンバー、マックス・ベネット、シュガーケン・ハリス、ジョン・ゲランに、フローレセント・リーチ＆エディの2人、マーク・ヴォルマンとハワード・ケイランの計10人。フロー＆エディのお披露目かつ映画「200モーテルズ」の予告編として制作され、ホット・ラッツ・バンド組(アンダーウッド、ダンバー、ベネット、ハリス、ゲラン)と、ザ・マザーズ組(アンダーウッド、ダンバー、デューク、シモンズ、ヴォルマン、ケイラン)のマテルアルが混在しているが、結果として映画では1曲も使われず、カル・シェンケルが内スリーヴに描いたジプシー・ミュータントの電気掃除機キャラクター「チャンガ」や、歌詞の一部の内容などがコンセプトとして継承された。「ホット・ラッツ」方面のブルージー・エレクトリック・チェンバー系のインスト曲(1,3,7,8曲目)は、演奏性が高くて素直にカッコよく、他のフロー＆エディ入りザ・マザーズは、ソウルフルで普通に佳曲の「シャリーナ」も含め、キャッチーさと変態感が同居する面白いサウンド。寄せ集めと思いきや、全体にバンド感十分で統一感も担保された好盤と思う。とてもよいアルバム。
輸入盤／デッドストック入荷
(Progressive/Psyche,Blues,Jazz Rock / Vinyl LP(2018 Re-master) / Universal/Zappa Record/USA,EU)
Frank Zappa(g,vo,ds,per)
Ian Underwood(org,p,el-p,sax,g)
George Duke(el-p,org,tb,vo)
Jeff Simmons(b,vo)
Aynsley Dunbar(ds)
Max Bennett(b)
John Guerin(ds)
Sugar Cane Harris(org)
The Phlorescent Leech & Eddie:
Mark Volman(vo,per)
Howard Kaylan(vo)
Produced by Frank Zappa
収録曲目
Side A:
1.Transylvania Boogie
2.Road Ladies
3.Twenty Small Cigars
4.The Nancy & Mary Music Part 1-3
Side B:
1.Tell Me You Love Me
2.Would You Go All The Way?
3.Chunga's Revenge
4.The Clap
5.Rudy Wants To Buy Yez A Drink
6.Sharleena
