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UKのジャズ・イン・ブリテンから、限定ペーパースリーヴでのリリース。見開き紙ジャケ仕様。バーバラ・トンプソンはオックスフォードシャー州オックスフォード出身の管楽器奏者で、クイーンズ・カレッジ、王立音楽大学で管楽器、ピアノ、作曲を修め、ニュー・ジャズ・オーケストラ、キーフ・ハートリー・バンド、ドン・レンデル・クインテット、コロシアム等の他、自身が率いるジュビアバやパラフェルナリア、グループE等々で活動したビッグ・ネーム。ジョン・ハイズマンの奥さんとしても知られていたが、97年にパーキンソン病を発病、22年に他界した。本作は、71～72年の3つの未発表セッションをコンパイルした初出発掘音源集で、バーバラが他界後に遺族からレーベルに提供されたオープンリールテープをレストアしたものらしい。メンバー＆内容は、1,2曲目が71年グループEで、バーバラ、ピート＆ペピ・レマー、ジョニー・ダイアニ、ローリー・アラン、3～5曲目が72年ニール・アードレー監督のビッグ・バンドで、バーバラ、ハイズマン、レンデル、ケニー・ウィーラー、ヘンリー・ロウサー、デレク・ワッズワース、ハワード・ライリー、ビル・ル・サージュ、ジェフ・クライン、ノーマ・ウインストン等々、6～10曲目が72年ジュビアバで、バーバラ、レマー、ワッズワース、ル・サージュ、イアン・カー、ロイ・バビントン、マーティン・ドリュー、トレヴァー・トムキンス等々。グループEとジュビアバは拍手が聞こえるのでおそらく観客入ライヴ、ビッグ・バンドは観客入かどうかは判らないが十分に完成されていて、どれもプログレ感内包のオシャレで濃密なアンサンブルを堪能出来る。概ね涼やかでエレガントだが、バーバラを始めとした饒舌な管楽器群は勿論、ペピとノーマの圧巻のシンギングや、ハイズマン、クライン、バビントン等のロック感が担保されたリズム隊も含め、ノリもよく素直にカッコよくて楽しめる好盤と思う。
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輸入盤
(Progressive/Jazz,Jazz Rock / Jewel-case CD(2023) / Jazz In Britain/UK)
Barbara Thompson(sax,fl)all
Pete Lemer(p)1,2,6-10
Johnny Dyani(b)1,2
Laurie Allan(ds)1,2
Pepi Lemer(vo)1,2
Ian Hamer(tp,fl-hrn)3,4,5
Kenny Wheeler(tp,fl-hrn)3,4,5
Henry Lowther(tp,fl-hrn,vln)3,4,5
Derek Wadsworth(tb,el-tb,didgeridoo)3-10
Don Rendell(sax,fl)3,4,5
Charles Tunnell(cello)3,4,5
Howard Riley(p,el-p,org)3,4,5
Bill LeSage(el-p,org,vib,per)3-10
Jeff Clyne(b)3,4,5
Jon Hiseman(ds)3,4,5
Norma Winstone(vo)3,4,5
Neil Ardley(director)3,4,5
George Chisholm(tp,fl-hrn)6-10
Ian Carr(tp,fl-hrn)6-10
Roy Babbington(b)6-10
Martin Drew(ds)6-10
Trevor Tomkins(per)6-10
Produced by Ana Gracey, John Thurlow
収録曲目
Group E(1971):
1.The Tie Game
2.Threnody
BIG BAND(1972):
"The Awakening":
3.First Light
4.Second Light
5.Daylight
JUBIABA(1972):
6.Miguel The Speed Freak
7.Favela
8.Esmeralda’s
9.Touch Of Blue
10/Black Pearl
