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国内のワード・レコードから、日本盤オンリー・ボーナス2曲を加えての2CDでのリリース。バーニー・マースデンはバッキンガム出身のギタリストで、UFO、ワイルド・ターキー、ベーブ・ルース等々を渡り歩いたが、何よりペイス・アシュトン・ロードとホワイトスネイクのメンバーとして知られていると思う。本作は、24年にリリースされたアルバムで、ディスク1に新曲の本編、ディスク2にホワイトスネイク時代のセルフ・カヴァー等のボーナス編を収録した2枚組、日本語ライナー＆歌詞対訳付。メンバーは、ギター＆ボーカルでプロデュース兼任のマースデンを核に、曲によってジョシュ・フィリップス(ex.プロコル・ハルム,ダイアモンド・ヘッド,etc)、マーク・メイブリー、ジョン・ゴードン(ex.ロジャー・ウォーターズ,etc)、ミッキー・バーカー(ex.2nd・ヴィジョン,マグナム,etc)、トム・リアリー(ex.フィースト・オブ・フィドルズ,etc)、デイヴ・ハーディンング、ディノ・ステファンソン、ジェイミー・カイル等々が適時参加。マースデンは23年8月に他界してしまったが、その直前の6月までレコーディングを行っていたラスト・アルバムで、ここ数年の「チェス」、「キングス」、「トリオズ」のブルース・カヴァー集3部作の流れに通底する、いわゆる『ロック・バーやロック喫茶の営業向き』的な洗練された寸止め感が担保されたサウンド。楽曲のメロディアスさやブルージーさ、ギターの泣きやアンサンブルのノリのよさなどなどが、ディープ過ぎずライト過ぎずのいい塩梅で、時折聞こえるリアリーのヴァイオリンもよいアクセントを生んでいる印象。前述のホワイトスネイクのカヴァーなども含め、お酒のお供に丁度いい感じで、全体に安定して楽しめる好盤と思う。合掌！。
ワード・レコード盤
(Blues&Swamp/Blues,Hard / Jewel-case 2CD(2024) / Ward Records/Japan)
Bernie Marsden(vo,g)
Bob Fridzema(kbd)
Josh Phillips(kbd)
Mark Maybry(b,kbd)
Dave Harding(b)
John Gordon(b)
Steve Brzezicki(b)
Dino Stephenson(ds)
Mark Brzezicki(ds)
Mickey Barker(ds)
Tom Leary(vln)
Jaime Kyle(vo)
Alex McIlquham-Jones(vo)
Caroline Hawkins(vo)
Michael Bullard(vo)
Produced by Bernie Marsden
収録曲目
(Disc1):
01.Being Famous/ビーイング・フェイマス
02.Midtown/ミッドタウン
03.Long Time/ロングタイム
04.Invisible/インヴィジブル
05.Son I've Never Known/サン・アイヴ・ネヴァー・ノウン
06.Steelhouse Mountain/スティールハウス・マウンテン
07.Working Man/ワーキング・マン
08.Valentine's Day/ヴァレンタイン・デイ
09.Savannah/サヴァンナ
10.Bad Reputation/バッド・レピュテーション
11.You Know/ユー・ノウ
12.The Pearl/ザ・パール
bonus track(Japan only):
13.Pick It Up/ピック・イット・アップ
14.Joe's Place/ジョーズ・プレイス
(Disc2):
01.Look At Me Know/ルック・アット・ミー・ナウ
02.Midnight Beleiver/ミッドナイト・ビリーヴァー
03.Who's Fooling Who/フーズ・フーリング・フー
04.Just Don't Have The Time/ジャスト・ドント・ハヴ・ザ・タイム
05.Foolish Day/フーリッシュ・デイ
06.Here I Go Again/ヒア・アイ・ゴー・アゲイン
07.Ain't No Love In The Heart Of The City/エイント・ノー・ラヴ・イン・ザ・ハート・オブ・ザ・シティ
08.'Til The Day I Die/ティル・ザ・デイ・アイ・ダイ
09.The Time Is Right For Love/タイム・イズ・ライト・フォー・ラヴ
10.Come On In My Kitchen/カム・オン・イン・マイ・キッチン
