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国内のソニー・ミュージックから、71年のアルバム未収シングル両面2曲をボーナスで加えての、限定ペーパースリーヴでのリシュー。紙ジャケ仕様で、BSCD2＆19年新規リマスター盤、ライナーは松井巧、歌詞・対訳付、音質はクリア。フレッシュ・マゴッツはウォリックシャー州ヌニートン出身のデュオ・ユニットで、ミック・バーゴインとリー・ドルフィンによって70年頃に結成されたようだ。本作は、71年にUKのRCAからリリースされた唯一のアルバムで、メンバーは、前述のバーゴインとドルフィンのデュオ編成、プロデュースはマイク・ベリー、スリーヴ・デザインはキーフ。6＆12弦ギター、ヴァイオリン、ボーカルを軸とした、19才という若い2人によるアンサンブルで、メジャー・レーベルのRCAがリリースしたなと思うような、タレ流し調のB級フォーク・ロックを展開。例えば、同じRCAのシナンセシアからアシッド色を抜いたようなというか、先鋭的なサイケ感には欠けるがある種のプログレ的カタルシスがあるというか、アンダーグラウンドだがダークではないアシッド・フォーク・サウンドという印象。若さゆえか、楽曲・アレンジの随所に詰めの甘さが感じられ、演奏も上手いとはいい難いが、アコースティック・ギターの響きには捨て難さもあって、時々ぶっきらぼうに弾きまくるエレキ・ギターにはある種のカッコよさも感じられる。キーフのスリーヴということもあってなのか、何故かプログレ系のリスナーに不思議とウケがよい。
国内盤／国内プレス(Japanese-pressing CD)
(Folk&Folk Rock/Acid Folk,Psyche,Progressive / Paper-Sleeve Blu-spec CD2(2019 Re-master) / Sony Music/Japan)
Mick Burgoyne
Leigh Dolphin
Produced by Mike Berry
収録曲目
01.Dole Song/ドール・ソング
02.Rosemary Hill/ローズマリー・ヒル
03.Quickie/クィッキー
04.Everyone's Gone To War/エヴリワンズ・ゴーン・トゥ・ウォー
05.And When She Laughs/アンド・ホエン・シー・ラフス
06.Spring/スプリング
07.Balloon Song/バルーン・ソング
08.Guzz Up/ガズ・アップ
09.Who's To Die/フーズ・トゥ・ダイ
10.Elizabeth R/エリザベス R
11.Frustration/フラストレーション
bonus track(1971 single):
12.Car Song/カー・ソング
13.What Would You Do?/ホワット・ウッド・ユー・ドゥ
