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UKのアシッド・ジャズからのリリース。ジュディ・ダイブルはロンドン出身の女性シンガー・ソング・ライター(SSW)で、何よりフェアポート・コンヴェンション、トレイダー・ホーンでの活動や、プログレ系リスナーにはジャイルズ・ジャイルズ＆フリップ(GG&F)の末期に参加していたことでも知られていると思う。本作は、18年にリリースされた新作アルバムで、17年にUKスターグレイジーから限定300枚の自主制作CD-R盤でリリースされた5曲入ミニ・アルバム「ソングス・イン・ウェイティング(1,6,7,11,13曲目」に、新曲8曲を加えた内容。メンバーは、ボーカル＆オートハープのジュディを中心に、アリステア・マーフィー(プロデュース兼任)、マーク・フレッチャー、ジェレミー・サルモン、フィル・トムズ、パット・マステロット(ex.キング・クリムゾン,etc)などの常連組の他、ニール・ホフマン、マット・スティーヴンス、ブライアン・ガランド(ex.グリフォン,etc)、ブレンダン・マコーリー、イアン・バレージ、ディーン・フランシス・ホークスリー等々が適時参加、スリーヴ・イラストはキャサリン・ハイド。概ね、淡くて儚げなアシッド・フォーク路線変わらずで、「トーキング・ウィズ・ストレンジャー」と「フロウ・アンド・チェンジ」をさらにしっとりさせた方向のサウンドを展開。湿った質感とメランコリックなダークネスを担保しつつ、クラシックとポップスの要素をさりげなく織り交ぜていて、5曲目のトレイダー・ホーンのセルフ・カヴァーもハマっている。この人の肌触りの柔らかいドリーミーさは、そのままくぐもり感に収束するという意味では狙って出来るレベルを超えいている印象で、ともかくも正しくサイケで非常に心地好い。
輸入盤／デッドストック入荷
(Acid Folk/Psyche,Folk,Progressive/ Jewel-case CD(2013) / Acid Jazz Records/UK)
Judy Dyble(vo,autoharp)
Jeremy Salmon(g)
Matt Stevens(g)
Alistair Murphy(kbd,ac-g)
Neal Hoffmann(g,org,b,glocken,rcdr,syn,vo)
Phil Toms(kbd)
Steve Bingham(vln)
Brenda Stewart(vla)
Daniel Grace(cello)
Lucy Mitchell(cello)
Brian Gulland(bason)
Laurie A'Court(sax)
Brendan McAuley(wsle,u-pipe)
Mark Fletcher(b)
Pat Mastelotto(ds)
Paul Love(ds)
Rich Nolan(ds)
Ian Burrage(ds,cajon)
Dean Frances Hawksley(programming)
Strings & Wind Arranged by Phil Toms
Cello Arranged by Dean Frances Hawksley
Horn Arranged & Produced by Alistair Murphy
収録曲目
01.Marianna
02.Promises
03.Answerphone
04.Take Me Darling
05.Velvet To Atone
06.Faded Elvis
07.See What Your Words
08.She Now Owns A Heart Of Stone
09.Lullaby For Ellie
10.I Found A Rainbow
11.Broken Day
12.Earth Is Sleeping
13.Newborn Creatures
